煉獄杏寿郎

劇場版映画「鬼滅の刃~無限列車編~」にて300億の男となった煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)の名言と台詞を画像付きで紹介しています。

煉獄さんのかっこいいシーンやセリフを時系列で掲載していますので、心を燃やしながらご覧ください。

画像出典:鬼滅の刃公式

煉獄杏寿郎の名言・台詞を画像付き時系列で紹介

裁判の必要などないだろう!鬼もろとも斬首する!

鬼滅の刃の「柱合会議」編にて、煉獄杏寿郎が初登場した時に発した台詞。

隊律違反を犯した竈門炭治郎禰豆子の処遇を巡り、お館様登場前に柱たちで話し合う中、煉獄さんは迷うことなく「斬首する!」と主張します。

これは決して、鬼に対する怨みや憎しみから出た言葉ではなく、「隊律違反=斬首」は当然とする正論から出たセリフと考えられ、煉獄さんの鬼殺隊隊士としての真っ直ぐな生き様を感じられるシーンです。

人を食い殺せば取り返しがつかない!殺された人は戻らない!

その後、お館様が登場し、炭治郎の師匠である鱗滝左近次から、

「もし、禰豆子が人間を襲った場合は、鱗滝左近次、冨岡義勇が腹を切ってお詫び致します」

という直訴状を読み上げるも、煉獄さんは一片の曇りもなく、処分を主張します。煉獄杏寿郎のブレることのない信念と力強さを感じられるシーンですね。

このシーンだけ見ると、血も涙もない人物のように感じますが、柱合裁判にて炭治郎と禰豆子の処遇が決定した後は、炭治郎の心意気に感心する様子も見せる思考の柔軟さも持ち合わせています。

この後の展開を考えると、感慨深いシーンです。

うまい!うまい!うまい!

炭治郎、善逸伊之助の3人が蝶屋敷での機能回復訓練を終え、無限列車にて煉獄杏寿郎と合流した時のシーン。

劇場版映画「鬼滅の刃~無限列車編~」で、煉獄さんが初めて言葉を発したシーンで印象に残っている人も多いのではないでしょうか(笑)名言というよりは口癖で、裏表なく思ったことはハッキリと口に出す性格が伺えます。

ちなみに、より好物を食べる時には「うまい!」の上位互換である「わっしょい!」が口癖となります。

お前には兄がいる。兄は弟を信じている。

無限列車の中で、「眠り鬼」と呼ばれる魘夢(えんむ)の術にハマり、夢の中で弟の煉獄千寿郎と会話した時のシーン。

煉獄さんは夢の中で、父親である煉獄槇寿郎に炎柱(えんばしら)となったことを伝えますが、

「柱になったからなんだ、くだらん、どうでもいい、どうして大したものにはなれないんだ。俺もお前も」

と一蹴されます。父親の反応を気にする弟の千寿郎に対し、煉獄さんは父の言葉を正直に伝え、

「しかし、そんなことで俺の情熱はなくならい!心の炎が消えることはない!俺は決してくじけない!」

「そして千寿郎!お前は俺とは違う!お前には兄がいる。」

「兄は弟を信じている。どんな道を歩んでもお前は立派な人間になる!」

と伝えます。本来であれば、炎柱になったことを父親に認めてもらえず、ショックを受けているはずなのに、剣才に恵まれず、炎柱の継子になれないことを悩む弟の千寿郎を気遣う、煉獄さんの底知れぬ優しさを感じられるシーンです。

よもやよもやだ

無限列車にて、下弦の壱の鬼・魘夢(えんむ)の血鬼術である「夢」の中から目覚めた煉獄杏寿郎が放った台詞。

「うーん!うたた寝している間にこんな事態になっていようとは!!」

「よもやよもやだ 柱として不甲斐なし!!穴があったら入りたい!!」

煉獄さんが驚いた時に発する口癖ですが、語呂の良さからか、劇場版映画「鬼滅の刃~無限列車編~」公開後は、ネットやTwitterなどで好んで使う人が続出しています。「うまい!うまい!」と並んで、2020年鬼滅の刃の流行語大賞候補です。

老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ

無限列車にて、見事、魘夢(えんむ)を倒すことができた煉獄杏寿郎と炭治郎たちですが、突如として、上弦の参の鬼である猗窩座が出現し、

「お前も鬼にならないか?」

と煉獄杏寿郎を勧誘します。

猗窩座は煉獄杏寿郎の強さが至高の領域に近いと評価しつつも、

「なぜ至高の領域に踏み入れないのか教えてやろう。人間だからだ、老いるからだ、死ぬからだ」

と説明しますが、煉獄さんはそんな言葉を一蹴。この名言を突き返します。

「老いるからこそ、死ぬからこそ、たまらなく愛おしく、尊いのだ。」

この煉獄さんの名言が突き刺さった人は多いのではないでしょうか。誰しもが抱く「死」や「老い」に対する恐怖を、「それが人間の美しさだ」と返答した煉獄さんのセリフは間違いなく、名言と言えそうです。

強さというものは肉体に対してのみ使うものではない

さらに煉獄杏寿郎は続けます。

「強さというものは肉体に対してのみ使うものではない」

「この少年は弱くない。侮辱するな。何度でも言おう。君と俺とでは価値基準が違う。」

「俺はいかなる理由があろうとも鬼にならない」

「肉体」としての強さを追い求め続ける猗窩座と、肉体だけではない「精神」面の強さを重視する煉獄杏寿郎との価値観の違いを感じられるシーンです。

上弦の参の鬼である猗窩座と遭遇する緊張感のある場面にも関わらず、後輩隊士の炭治郎のことを気遣う煉獄さんのかっこいい名言ですね。

俺は俺の責務を全うする!!ここにいる者は誰も死なせない!!

その後、猗窩座との戦いに発展する煉獄杏寿郎ですが、次第に追い詰められます。執拗に鬼への勧誘を続ける猗窩座に対し、放った一言。

普通なら、迫り来る「死」への恐怖や絶望感に打ちひしがれてもおかしくない展開ですが、煉獄さんの信念は一ミリも揺らぎません。

「肉体」面では猗窩座に追い詰められている煉獄さんでしたが、「精神」面では煉獄さんが猗窩座を圧倒的に凌駕していると感じられる瞬間です。

なお、この煉獄さんの名言を受けて、子供が「俺は俺の責務を全うする!!」と宿題に向かう姿があったとかなかったとか。煉獄さんの生き様は、子どもたちの心にも大きな影響を与えたようです。

母上 俺の方こそ貴女のような人に生んでもらえて光栄だった

死力を尽くして闘う煉獄さんでしたが、鳩尾に猗窩座の腕が貫通し、致命傷を負ってしまう煉獄杏寿郎。そんな時、子供の頃に母・煉獄瑠火から言われた言葉を思い出します。

「なぜ自分が人より強く生まれたかわかりますか」

「弱き人を助けるためです。」

「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です」

「私はもう長く生きられません。強く優しい子の母になれて幸せでした」

この言葉を思い出しての、煉獄杏寿郎のセリフでした。なんて、家族愛に溢れたシーンなんでしょうか。煉獄さんのブレない心は、お母様によって授けられたのですね。

絶対に放さん!お前の頚を斬り落とすまでは!!!

母親の言葉を思い出し、最後の力を振り絞る煉獄杏寿郎。夜明けが近く、逃げようとする猗窩座を拘束しようとするシーンで放った台詞です。

最初は余裕があった猗窩座もこの時ばかりは陽光を恐れて、焦っていました。もうここまで来ると、完全に煉獄さんの「精神」が猗窩座を凌駕していましたね。

結局、猗窩座には逃げられてしまいますが、無限列車の乗客200人は誰一人死ぬことなく、守り抜くことができました。

竈門少年、俺は君の妹を信じる

自分が死ぬことを悟り、最後に炭治郎に向けて贈った言葉です。

炭治郎と禰豆子の処遇を巡る柱合裁判では、問答無用で「鬼もろとも斬首する!」と断言していた煉獄さんが、最後は2人のことを認めてくれました。

胸を張って生きろ

続けて、煉獄さんは炭治郎に遺言を残します。

「命をかけて鬼と戦い、人を守るものは誰が何と言おうと鬼殺隊の一員だ」

「胸を張って生きろ」

鬼の禰豆子を連れていることを誰よりも辛く感じていた炭治郎に対して、なんて優しい言葉なんでしょうか。思い出すだけで、感動して泣けるシーンです。

心を燃やせ

さらに煉獄さんの遺言は続きます。

「己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと心を燃やせ。歯を食いしばって前を向け」

「君が足を止めてうずくまっても、時間の流れは止まってくれない。共に寄り添って、悲しんではくれない」

煉獄さんの「心を燃やせ」は、名言ランキングの中でも一二を争う台詞ではないでしょうか。個人的には「心を燃やせ」の前後にある煉獄さんからのメッセージが好きです。

俺がここで死ぬことは気にするな 柱ならば後輩の盾となるのは当然だ

「俺がここで死ぬことは気にするな」

「柱ならば後輩の盾となるのは当然だ」

「柱ならば誰であっても同じことをする。若い芽は摘ませない」

煉獄杏寿郎を救えなかったことを悔やみ、自分の不甲斐なさを嘆き悲しんでいる炭治郎に対して、なんて優しいセリフなんでしょうか。

もう、ここら辺まで来ると、全てが名言になってしまい、省略できません。

俺は信じる、君たちを信じる

そして、煉獄さんからの最後の言葉です。

「竈門少年 猪頭少年 黄色い少年 もっともっと成長しろ」

「そして 今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ」

「俺は信じる 君たちを信じる」

この名言は炭治郎だけではなく、その場にいた伊之助や、一緒に戦った善逸に対しても向けられた言葉でした。

自分の最後を悟った時に、自分のことではなく、こんなにも周りの人のことを想って、言葉を発することはできるでしょうか。

煉獄さんは本当に情が深く、優しい人なんだと思います。最後に炭治郎、伊之助、善逸の3人に鬼殺隊の柱として進むべき道を示してくれました。

母上、俺はちゃんとやれただろうか。やるべきこと、果たすべきことを全うできましたか?

煉獄さんが炭治郎たちに最後の遺言を残し、母・煉獄瑠火の幻影を見て、放った言葉です。

「立派にできましたよ」

母からの言葉を聴いて、ニコッと笑う煉獄さん。最期は笑顔で天国へと旅立っていきました。

なんて清々しい最期なんでしょうか。煉獄さんの行動の源は、全て母親に褒めて欲しかったからなのかもしれません。煉獄さんの数ある名シーンの中でも最高に好きな瞬間です。

まとめ:心を燃やせ!

ここまで時系列で、煉獄杏寿郎のかっこいい名言・台詞をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。煉獄さんは名言が多すぎて、まとめるのも大変です(笑)

柱合会議で、初めて煉獄杏寿郎を見た時は、融通が効かない頑固な人なのかと思いましたが、原作漫画やアニメ「鬼滅の刃~無限列車編~」を観た後は、ガラリと印象が変わりました。

とても思いやりがあり、人として尊敬できる人物でしたね。煉獄さんからのメッセージを胸に秘め、私たちも心を燃やしていきましょう。

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