スタジオジブリの映画として公開された「アーヤと魔女」ですが、感想評価として、ひどい・つまらないと言われている理由を考察しています。
また、興行収入が低く、赤字で爆死したという噂の真相についても調べていますので、ぜひ最後までご覧ください。
「アーヤと魔女」がひどいと評価されている7つの理由
ひどい評価①ストーリーが途中で終わった中途半端さ
私が「アーヤと魔女」を観た際、最も気になったのは物語の終わり方でした。この作品、実は原作者ダイアナ・ウィン・ジョーンズの未完の遺作で、そのために物語が中途半端に終わるのです。
映画はいくつかの謎を投げかけながら終わり、「これからどうなるの?」という疑問を残します。ジブリ作品としては珍しく、視聴者をモヤモヤさせる終わり方で途中で終わったように感じられるのが、多くの人にとって不満点だったように感じます。
⇒アーヤと魔女は途中で終わった?終わり方の意味がわからない、原作未完?
ひどい評価②3DCGへの違和感
次に、3DCGのクオリティですが、これはジブリとしては初の試みだったためか、手描きの温かみが感じられる従来の作品とは大きく異なり、違和感を覚えました。
手描きにこだわってきたジブリのファンからすると、この変化は受け入れがたいものだったのではないでしょうか。特にジブリ作品に求められがちな繊細さや温かみが、CGでは表現しきれていなかったのが大きなポイントだったように思います。
ひどい評価③キャラクターの魅力不足
そして、キャラクターに関しても少し言及したいと思います。主人公のアーヤは、確かに独特の魅力がありますが、その行動や言動が共感を呼びにくい面もありました。
ジブリ作品には強くて魅力的な主人公が多いですが、アーヤの場合はその魅力が伝わりにくい部分があったように感じます。キャラクターへの感情移入が難しいと、物語全体への没入も阻害されがちですから、この点も評価が低くなった要因の一つかもしれません。
アニメーション作品「アーヤと魔女」についての評価は人それぞれですが、今回は特に批判的な意見に焦点を当てて、私の視点から分析してみたいと思います。
ひどい評価④物語のメッセージが不明瞭
「アーヤと魔女」がひどいと感じられる評価については、で伝えたいメッセージが不明瞭である点が挙げられます。物語の主人公、アーヤに対する共感や感情移入が難しいため、作品全体のメッセージの受け取り方に困難を感じる人が多いようです。
キャラクターへの共感は、物語のメッセージを理解する上で非常に重要な要素ですが、この作品ではその点が不足していると感じられます。
ひどい評価⑤謎の回収が不十分
次に、物語中に提示される謎や伏線が適切に回収されない点も、視聴者にとっては物足りなさを感じさせる要因の一つです。
例えば、アーヤの母親が追われる理由や12人の魔女の役割など、気になる点が放置されてしまうと、最後までモヤモヤとした感覚を抱えることになります。
ひどい評価⑥子供向けとは思えない内容
また、子供に見せたくない描写が多いという意見もあります。キャラクターの苛立ちや暗いトーンの画面、汚れた環境の描写など、幼い観客には不適切な要素が散見されます。
これらの点が、作品の全体的な印象を暗くし、特に子供たちには不快感を与える可能性があります。
ひどい評価⑦母親役の声優に関する批判
さらに、アーヤの母親役を演じたシェリナ・ムナフさんに対する批判も見られます。彼女は歌のパフォーマンスでは高い評価を受けていますが、セリフの部分でのカタコトの日本語が視聴者にとって違和感を生じさせたようです。
声優の演技が作品の受け止め方に大きな影響を与えることは、この作品を通して改めて実感される点です。
まとめると、「アーヤと魔女」はジブリの新しい試みとして注目を集めましたが、その多くの変更点が従来のファンには受け入れられず、結果として評価は分かれることになりました。
私自身もジブリ作品にはある種の期待を抱いて臨むので、この作品の異質さには少なからず驚きました。しかし、これも一つの挑戦と捉えることで、新たな角度から作品を評価することも可能かもしれませんね。
個人的にはジブリと言えば、手書きの柔らかいタッチがが好きだったので、やはり3DCGは違和感ありました
「アーヤと魔女」興行収入が大コケ赤字でひどい?
興行収入はいくらだったか
「アーヤと魔女」の興行収入が思わしくない状況にあったことは、多くの人が気になるトピックですね。公開初日に2100万円という数字は、スタジオジブリ作品としては控えめなスタートだったようです。
総計の興行収入は3億円で、10億円とされる制作費がかかったことを考えると、大コケで赤字言われても仕方ないのかもしれません。
興行収入が大コケ、赤字になった理由
この興行収入に至った背景にはいくつかの要因が考えられます。一つは、既にNHKでテレビ放送されていたこと。これは映画館に足を運ぶ動機減少に一役買っている可能性があります。
また、コロナ禍の影響で公開が延期され、映画館自体の営業時間が短縮されていたのも大きいでしょう。さらに、3DCGという新しい試みが、従来のジブリファンの間で受け入れられにくかったのかもしれません。
興行収入とジブリ作品の関係性
興行収入が作品の価値を全て表すわけではないことを忘れてはなりません。過去のジブリ作品である「トトロ」や「ラピュタ」も、興行収入だけを見れば決して高いわけではありませんでした。
しかし、これらの作品が多くの人に愛され、長い間語り継がれていることを考えると、興行収入だけが全てではないことがわかります。「アーヤと魔女」も、時間が経てば新たな価値が見出されるかもしれません。
「アーヤと魔女」の興行収入について考えてみましたが、数字だけではこの作品の真価は測れないと思います。新しい試みへの挑戦は時に厳しい評価を受けることもありますが、それが後の作品にどのような影響を与えるか、興味深く見守っていきたいですね。
複数の要因が絡み合って、大コケ・赤字となってしまったようです
「アーヤと魔女」がつまらないと評価されている理由は?
物語の展開に欠けるメリハリ
物語の展開に欠けるメリハリは、「アーヤと魔女」がつまらないと感じる大きな理由です。多くの物語は起承転結を持ち、盛り上がりと落ち着きの繰り返しで視聴者を引き込みます。
しかし、「アーヤと魔女」ではそのようなメリハリが感じられず、一定のリズムで物語が進行します。これが視聴者にとって物語が単調に感じられる要因となっているようです。
限られた舞台設定と物語の深さ
次に、物足りない内容に関してですが、「アーヤと魔女」は舞台設定が限られており、大きな冒険や外界との関わりが少ないことも物足りなさを感じさせる要因です。
ジブリ作品に期待されがちな壮大な世界観や奥深い物語と比較すると、本作の内容はシンプルで直接的です。短い上映時間も相まって、視聴者にとって物語に没入する時間が少なく感じられたかもしれません。
新しいヒロイン像と視聴者の期待
最後に、ワクワクしない物語についてですが、主人公のアーヤが自分の居心地の良さを追求する姿勢は、従来のジブリ作品に見られる冒険心あふれるヒロイン像とは異なります。
このため、ジブリ作品に対する従来の期待を持つ視聴者にとっては物足りなさや新鮮味の欠如を感じさせた可能性があります。アーヤのキャラクターが織り成す物語が、いつものジブリ作品と異なる印象を与えたのかもしれません。
「アーヤと魔女」に対する評価は人それぞれですが、上記のポイントが一般的に指摘されている理由のようです。
しかし、作品の新しい試みや異なるアプローチも評価に値する点です。一つの作品がすべての人に受け入れられるわけではなく、多様な意見が存在するのも芸術の面白いところですね。
スタジオジブリとしては新しい試みだったのかもしれませんが、裏目に出た要素が多かったですね
「アーヤと魔女」面白かったという感想も
物語の新たな解釈と魅力
来週!!!!!たのしみ!!!🧙♀️#金ロー#アーヤと魔女 pic.twitter.com/7TLYq9B1Mp
— なち (@nachibli) March 9, 2024
「アーヤと魔女」に対しては、確かにひどい・つまらないという意見も多いですが、この作品を面白かったという視点も存在します。特に、物語の序章としての位置づけを理解し、その上で作品を観ることで得られる楽しみがあるようです。
アーヤのキャラクターが織り成す物語は、従来のジブリ作品とは一線を画すものであり、その新鮮さが一部の視聴者には魅力的に映るのかもしれません。
アーヤのキャラクター性の深掘り
アーヤのキャラクターに対する見方も人によって異なります。一部の視聴者はアーヤの賢さや彼女の行動の背後にある思いやりを評価しています。アーヤが示す「したたかさ」は、自己中心的なものではなく、周囲との関係性の中での賢い生き方を示唆しているのです。
この視点からアーヤを見ることで、物語に対する理解が深まり、さらに楽しむことができるでしょう。
映像と音響の新しい試み
また、3DCGによる映像表現や、ジブリ作品では珍しいロック調の音楽も、新しいジブリの魅力を引き出しています。特に劇場での音響体験は、テレビ放送版とは一線を画すものがあり、作品への没入感を高める要素となっているようです。
このように、「アーヤと魔女」は従来のジブリ作品とは異なる試みが多く、それらが新たな魅力として受け止められているのです。
「アーヤと魔女」にはさまざまな意見がありますが、その中には面白かったという声も少なくありません。物語やキャラクター、映像表現に新しい試みを感じ取り、それを楽しむことができる視聴者もいるのです。
作品に対する多様な意見は、その作品が持つさまざまな側面を示しており、それが映画やアニメーションの魅力の一つであると言えるでしょう。
感想評価は人それぞれ!
アーヤと魔女がひどい大コケの評価?興行収入爆死で赤字まとめ
「アーヤと魔女」がひどい・つまらないと言われている理由をまとめると、一番大きな要因は今までのジブリ映画のイメージと違ったという点に尽きるのではないでしょうか。
また、興行収入が大コケで、赤字爆死になったのは事実のようですが、これは映画上映前にNHKで放送していたり、新型コロナの影響があったりと、物語の内容と関係ないところでマイナスになってしまったのが残念です。
これらの要因が組み合わさり、「アーヤと魔女」に対する厳しい評価がなされてしまったようです。映画としての楽しみ方にもさまざまありますが、この作品については、ジブリ作品としての期待値とのギャップや、新しい試みに対する賛否が大きく影響したと感じます。
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