緊急事態宣言で学校や保育園はどうなる？一斉休校や受験、部活動は？

2021年1月7日に政府から発令される緊急事態宣言で小学校や中学校、高校、大学などの学校、保育園はどうなるのか？

また、小中学校や高校受験、大学入試、部活動はどうなるのか？など気になる最新情報をまとめてみました。

緊急事態宣言で学校はどうなる？一斉休校は？

小中学校、高校の一斉休校の要請はなし

萩生田文部科学大臣は記者会見にて、今回の緊急事態宣言では小中学校、高校の一斉休校の要請はしない方針を明らかにしています。

理由として、若年層の児童や生徒は新型コロナウィルスの発症・重症化するリスクが低く、子供たちの学びや心身への影響を考慮したためとされています。

昨年2020年は緊急事態宣言前の2月末に学校の一斉休校が要請され、その後4月に緊急事態宣言が発令されたため、小中学校や幼稚園によっては、休校・休園期間が3ヶ月に及んだこともありました。

今回の緊急事態宣言では、社会活動への影響を最小限に抑えたいという意図もあり、小中学校、高校の一斉休校の要請はなしになるようです。

ただし、東京都内の都立高校でクラスターが発生した例もあるため、学校側も十分な新型コロナウィルス感染拡大対策が必要となりそうです。

大学は対面授業とオンライン授業を適切に活用

大学についても、今回の緊急事態宣言では一斉休校の対象にはならない見通しです。大学については、今まで通り、対面授業とオンライン授業を併用して、教育を進めていく方針となりそうです。

大学生といえば、サークル活動や先輩や後輩、仲間たちと一緒に遊びに行ったりなどが一番の魅力ですが、満足なキャンパスライフを送れないのが残念です。

大学によっては、不要不急のキャンパスへの入構を制限している所もあるので、緊急事態宣言発令後の対応については、自身が所属する大学のニュースをチェックしておきましょう。

受験や大学入試はどうなる？

小中学校や高校の入試は予定通り実施

これからのシーズンは小中学校や高校の受験シーズンでもありますが、今回の緊急事態宣言では、小中学校や高校の入試は予定通り実施する方針となっています。

入試に関しては受験生が前を向いて席に座っており、受験生同士で話すことも少ないことから、他のイベントに比べて新型コロナウィルスの感染リスクが低いという判断のようです。

もちろん、席と席の間を離してソーシャルディスタンスを確保する、席の除菌を行うなどの新型コロナウィルス感染対策は必要になると思いますが、十分に注意しながら実施することになりそうです。

大学受験や大学入学共通テストも予定通り実施

今回の緊急事態宣言では、大学受験や2021年1月16日から始まる大学入学共通テストについても、予定通り実施する方針です。

理由は小中学校や高校の入試や受験と同様になりますが、新型コロナウィルスの感染予防対策を厳格に行った上で実施となりそうです。

部活動はどうなる？

感染リスクの高い部活動の一時制限を検討

部活動については、集団感染の可能性があるとして、特に高校では感染リスクの高い部活動を一時制限することを含めて検討となっています。

特に体育会系の部活動では接触プレーや密になるケースも多く、クラスター発生事例も多いことから、一時的な制限を検討することになりそうです。

こちらは緊急事態宣言の発令を受けて、各学校側で判断する形になると思われますので、所属している部活の顧問や先生に確認しましょう。

保育園、保育所、幼稚園はどうなる？

保育園、保育所、幼稚園の休園は求めない方向

今回の緊急事態宣言では、厚生労働省は原則として保育園、保育所、幼稚園は継続を求める方向で検討しています。

前回の緊急事態宣言では、保育所の受け入れ規模縮小の要請が行われ、多くの保護者が登園の自粛を余儀なくされましたが、今回の緊急事態宣言では影響を限定的にしたいという狙いもあるようです。

まとめ：部活動以外は継続の予定

2021年1月7日に発令させる緊急事態宣言による学校や保育園への影響ですが、前回と比較すると、内容も限定的になると見込まれていることから、部活動以外は新型コロナウィルス感染予防対策をしっかり講じつつ、継続する方針となりそうです。

10代や20代の子どもは新型コロナウィルスの重症化率が低いという点も考慮されていそうですね。ただし、重症化率が低くても、知らず知らずのうちに感染してしまい、身の回りの人に感染させてしまうリスクはあるので、十分に注意したいですね。

今回の緊急事態宣言がいつまで続くのか？いつになったら解除されるのかは分かりませんが、緊急事態宣言時でも新型コロナウィル対策をしっかりした上で、毎日の生活を楽しんでいく努力をしていきましょう。